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1型積層型CMOS搭載でさらなる高速化を実現した「RX100 IV」「RX10 II」

» 2015年06月26日 10時20分 公開
[園部修ITmedia]

 ソニーが6月26日、1型センサーを採用するプレミアムコンパクトデジカメのラインアップに2機種の新モデルを追加した。1つはコンパクトなボディの「RX100 IV」もう1つはF2.8通しの高倍率ズームを搭載した「RX10 II」だ。RX100 IVは7月31日に発売予定で、実売予想価格は12万円前後(税別)、RX10 IIは8月7日発売予定で、実売予想価格は16万円前後(税別)。

 両モデルの最大の特徴は、1型のメモリー一体積層型Exmor RSセンサーを搭載したことで、最大960fps(約40倍)のスローモーション動画撮影や最高1/32000秒の高速シャッター、全画素読み出しの4K動画撮影などの機能を備えた点だ。CMOSセンサーを積層型にしたことで、回路部を大幅に拡張し、さらに基板の裏にメモリーを搭載することで、従来比で約5倍の超高速読み出しを実現した。

RX100 IV(DSC-RX100M4)

 RX100 IVは、1型センサー、Exmor RSを搭載したコンパクトデジカメだ。画素数は有効約2010万画素。画像処理エンジンはBIONZ Xで、最大16コマ/秒でコンティニュアスAFでピントを合わせながら連写できる。3.0型の液晶モニターは180度チルトする仕様。コントロールリングをレンズの鏡胴に備える点は変わらない。EVFは235万ピクセルの有機ELで、接眼レンズにはZEISS T*コーティングを施している。Wi-FiやNFCをサポートしており,スマートフォンなどとの連係も可能。外形寸法は幅101.6×高さ58.1×奥行き41.0ミリ。重量は298グラム(Memory Stick DUOとバッテリー含む)。

RX100 IV RX100 IV
RX100 IV RX100 IV

RX10 II(DSC-RX10M2)

 RX10 IIも、RX100 IVと同様の、バッファーメモリーを搭載したCMOSセンサー、Exmor RXを採用。F2.8通しの光学8.3倍ズームレンズ「ZEISS Vario-Sonnar T*」の焦点距離は、アスペクト比3対2の場合で、35ミリ判換算24ミリから200ミリ相当となる。液晶モニターは3型TFTで122万ピクセル。EVFは有機ELで235万ピクセル。4K動画の撮影機能も備える。外形寸法は幅129.0×高さ88.1×奥行き102.2ミリ。重量は約813グラム(バッテリーとMemory Stick DUOを含む)。

RX10 II RX10 II
RX10 II RX10 II

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