キヤノンの新しいデジタル一眼レフカメラ「EOS 80D」を使ってみた。主にホビーユーザーをターゲットにしたミドルクラスの製品であり、2013年に発売された「EOS 70D」の後継機である。そのファーストインプレッションをお伝えしよう。
ボディは、曲面を多用したおなじみのEOSデザインだ。外装はガラス繊維入りのポリカーボネイト樹脂素材。金属外装の上位モデルに比べると質感では少々見劣りするが、かといって安っぽい印象はなく、適度な軽さと剛性を両立させたボディ外装といえる。
サイズは幅139×高さ105.2×奥行き78.5ミリ。重量は約730g。前モデルEOS 70Dと比べた場合、高さはわずかに0.9ミリ増したが、幅と奥行きは同じで、重量は25グラム軽くなっている。
操作ボタン類の基本配置はEOS 70Dを踏襲。違いは、背面にある各種ボタンの形状が丸形に統一され、より押しやすくなったこと。さらに、モードダイヤル内のCモードが1つから2つに増えたことや、側面にある端子類のレイアウト変更によって、バリアングルモニターに干渉しにくくなったことも改善点といえる。
ファインダーには、倍率0.95倍/視野率約100%のペンタプリズムを搭載。EOS 70Dの視野率約98%から拡大し、より厳密なフレーミングが可能になった。構図にこだわるユーザーにはありがたいポイントだ。引き続きインテリジェントビューファインダーに対応し、グリッドやAF測距点、水準器などをファインダー上に重ねて表示できる点も便利である。
液晶モニターは、ワイド3型/約104万ピクセルのTFTを継承。上下左右に可動するバリアングル機構や、測距点の移動などがダイレクトに行えるタッチパネル対応も受け継いでいる。
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