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» 2005年08月15日 13時49分 公開

LinuxWorld Conference and Expo――1日目

今回のLinuxWorld Conference & Expo、見どころは何だったのか。ロビン・ミラー氏のリポートをお届けしよう。

[Robin-Miller,japan.linux.com]

サンフランシスコ - 2005年8月9日 - わたしがLinuxWorld Expoに参加したのは、これで10回目か11回目である。いや、12回目だったか?

 とにかく、米国で開催されたすべてのLinuxWorld Expoに参加したのだが、はっきり覚えていない。わたしは、会場に入った2秒後に、Mae Ling Mak氏と、ロサンゼルスを拠点とするCosmos EngineeringのClay Claiborne氏に出会った。2人とも、過去のLinuxWorldからの友人だ。われわれは、全来場者の何パーセントが献身的なGNU/Linux擁護者で、何パーセントが仕事で来ているのかを推測してみたが、少なくとも85%は仕事がらみだろう、という結論になった。

 はじめに基調講演を行ったのはOracleの社長のチャールズ・フィリップス氏だったが、わたしは聞きに行かなかった。仲間の1人にその理由を聞かれたので、わたしは次のように答えた。「彼が、Oracleはすばらしい、Linuxはすばらしい、さらにその2つを組み合わせれば怖いものなしだ、と言うことはわかってるからね」

(もしあなたがフィリップス氏の講演を聞いていて、彼がやはりそれ以上のことを言わなかったなら、このページの下部からコメントを投稿していただきたい。)

奇妙な戦利品

 次の写真の紫色のヨーヨーは、Mae Lingが会場でもらったものである。では、その隣にある「Making Windows Safe for Linux」と書かれたオレンジ色の包みの中には何が入っているだろうか?(答えはこの記事の最後を見てほしい)

Condom

 しかし、LinuxWorldで得られるのはこのような物だけではない。それに実際のところ、戦利品の量と質はここ数年、かなり低下している。次の写真は、Debianの創設者であり、Progeny の共同設立者であるイアン・マードック氏が発表をしているところである。彼によると、「Commercialized Debian」ビジネススペースにおいて大きな役割を担っている団体の大部分が団結して、主流のDebian(Sarge)およびLinux Standards Baseと互換性のある共通のコアを作ろうとしている」ということだ。これによってわたしが望んでいるのは、より多くのアプリケーションが、.rpmファイルだけでなく.debバイナリとして配布されるようになることだ。わたしは、ほとんどのソフトウェアベンダやパッケージ販売業者が考えているよりも、もっとずっと多くの人々がDebianとDebian派生ディストリビューションを使っていると考える。

Ian Murdock

.orgパビリオン

 どのLinuxWorldでも、「.org(ドットorg)」パビリオン(GNU/Linuxの中心の非営利団体に、せまいけれど無料のブーススペースが貸し出される)は、メインの展示エリアの中心部から遠く離れているようだ。今回は、ドットorgパビリオン全体が別のフロア(商業展示の上のフロア)にあった。これはある意味公平と言える。しかし、メインの展示エリアから遠いとはいえ、この配置には、(たとえばテクノロジー・セッションとチュートリアルの間に)行きたいのがドットorgのブースだけであれば、商業展示のどれにも近寄らずに目的地に着けるというメリットもある。

 ドットorgブースは商業展示よりも敷地面積あたりで多くの人が訪れる傾向があるので、これはお金を払って出展している人たちからすると面白くないかもしれない。しかし、商業展示のエリアでは、スピーカーを通したうるさいセールス・プレゼンテーションのせいでブースの人々とまともに話もできないのだから、そんな場所にブースを構えなくてもいいドットorgの人々にとっては、むしろ幸いなことだ。

Etherboot EtherBoot.org
USENIX Usenix
LSB Free Standards Group(左端の2人はMae Ling氏とClay氏)

 ドットorgブースと人々の写真については、後でもっと撮るつもりだ。次は、商業出展者が宣伝用に使っていた面白い小道具の一部を見てみよう。

展示もいろいろ

 機械仕掛けの雄牛ほど、Linuxをよく表現しているものはない。そう思わないだろうか? この会社、Black Dogは、すごくかっこいいマッチ箱サイズのサーバーを展示していたようだ。しかし、牛ロデオの大騒ぎのせいで、製品に関する実際の情報を得ることはできなかった。

Bull

 自転車Linux? 誰がこの自転車の提供者だったか思い出せないが、たしか大きなベンダーの1つだったと思う。

Bike

 この展示会はとてもビジネス色が濃く、エンタープライズLinuxユーザーをターゲットにしている。安全を保障してくれそうな漫画のキャラクターに扮しているのは、明らかにビジネス的な意図からである。

Batman

 さて、中国がLinuxの主要勢力になるのはいつかと考えたことがある人は、お待ちかねだっただろう。この中国人たちは、彼ら自身についてだけでもインタビューを受けるにふさわしい。米国以外の首都が、自らを「Linux Capital(Linuxの首都)」と称してLinuxWorldで展示を行うことはそうないだろう。

Beijing

ショーの続きは...

 わたしはLinuxWorldが終わる(木曜の午後)まで、カメラを持って会場内を歩き回るつもりだ。また、わたしより腕のいいカメラマンも写真を提供してくれるだろう。続報をお待ちいただきたい。

* Codeweaversの包みの中身は紫色のコンドームだった。Mae Ling氏の紫色のヨーヨーとぴったりマッチしていたが、CodeweaversのCEOのジェレミー・ホワイト氏によると、コンドームはいろいろな色が用意してあるとのことだったので、わたしが紫色を当てたのは運がよかったのだろう。



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