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» 2005年10月18日 15時34分 公開

Macromedia MAX 2005 Report:企業顧客に照準を合わせるMacromedia、Flex 2とFlash Player 8.5のα版を公開 (2/2)

[浅井英二,ITmedia]
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 Flex 2はまた、次世代のFlash Playerであるバージョン8.5からサポートされる新しいActionScript 3のコードを生成できる。「Zaphod」(ザフォッド)というコードネームで呼ばれてきたFlash Player 8.5は、劇的なパフォーマンスの改善を狙い、スクラッチから開発されたものだ。

 「8.5は8と並行して開発が進められてきた。バーチャルマシンは全く新たに書き換えられ、ActionScript 3をサポートする。パフォーマンスの改善は本当に素晴らしいもので、α版の段階で最大16倍にも達している」とリンチ氏。こうしたパフォーマンス改善の狙いは、企業で求められている、より複雑なアプリケーションへの対応だ。

 新しいバーチャルマシンではこれまでのスクリプトとの互換性がなくなるが、古いバーチャルマシンも併せ持つことで解決するという。これもサイズが小さいためにできることだ。

 α版のFlex Builder 2、Flex Framework 2、およびFlash Player 8.5は、MAXカンファレンスの開幕に併せて開設された「Macromedia Labs」サイトからダウンロードでき、Flex Enterprise Services 2のα版も追ってリリースされる。いずれも2006年上半期に正式リリースが見込まれている。

AdobeのチゼンCEOも駆けつける

 オープニングの基調講演の最後には、大きなサプライズも用意されていた。リンチ氏に代わって登場したのは、4月中旬、統合に向けて合意したAdobe Systemsのブルース・チゼンCEOだった。

 3000人のMacromediaユーザーを前にチゼン氏は、「次世代のMacromediaツール群は、みなさんのアイデアを顧客らが求めているソリューションへと変える手助けとなるだろう。ますます人はさまざまなメディアタイプによってコミュニケーションしたり、情報にアクセスするようになる。それはPCだけでなく、携帯電話やデジタル家電を通じて行われるようになる」とし、Macromediaが進めるFlashプラットフォーム構想の重要性を強調した。

 また、欧州当局の合併承認を待っている段階で詳しい将来計画に言及できないとしながらも、「われわれは、コミュニケーションを画期的な体験に変えなければならない。それは、これまでにない信頼性があり、セキュアで、強力で、そして魅力的でなければならない。われわれならそれを達成できる。われわれのゴールは、MacromediaとAdobeの両社が一緒になり、魅力的なプラットフォームを提供することだ」と、一歩踏み込んで将来像を描いてみせた。

オープニング基調講演のトリとして登場したAdobeのブルース・チゼンCEO
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