やはり強みはエクセル連携――CRMの面白い使い道新境地に挑むマイクロソフト(2/2 ページ)

» 2007年10月22日 07時00分 公開
[梅田正隆(ロビンソン),アイティセレクト]
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 例えば、情報項目の追加は、フォームの「属性情報追加」機能を利用すればノンプログラミングで行うことができる。フォーム自体のカスタマイズも簡単で、プログラミングの知識や特別な開発ツールは必要なく、現場の担当者が権限に合わせて設定することが可能だ。変更の適用も、保存後に「公開」するとすぐに反映される。ロータス「ノーツ」をカスタマイズしたことのある人なら、操作感は同じであるため、すぐに使えるようになるだろう。

 また、「ワークフローマネージャー」というツールを使って、ワークフローも簡単に作成できる。例えば、契約更新日の1カ月前にアラートを出すように設定するなど、イベントごとに対応漏れなどのミスを防止することができる。

 このようなダイナミクスCRMに対する印象は、まず簡単に導入できそうだということ、そして価格が安いことがある。マイクロソフトは、パートナーとのエコ・システムを意識したプラットフォーム色を打ち出していることから、各ソリューションの組み合わせも容易にできるようになっている。とはいえ、中小企業であれば、ダイナミクスCRMそのままでも十分に使えるだろう。実際に使ってみて、不十分な機能があれば、パートナーに相談してギャップを埋めるという方法も使える。

(「月刊アイティセレクト」2007年11月号の「トレンドフォーカス 新境地に挑むマイクロソフト ビジネスアプリの使い勝手はいかに」より)

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