2社は、ERPからエンタープライズSOAの移行を促進し、インフラからアプリケーションまでの導入を支援するコンサルティングサービスを開始すると発表した。
日本HPとSAPジャパンは9月17日、企業のSOA(サービス指向アーキテクチャ)導入を推進するため、コンサルティング分野で協業を開始すると発表した。
2社で「エンタープライズSOA」の導入を支援するコンサルティングを実施する専任チームを設置し、顧客企業に共同で販売促進活動を行う。エンタープライズSOAに必要となる技術の習得とロードマップの策定を支援するサービス「Enterprise SOAワークショップ」も開始する。
コンサルティングには、日本HPのSOAシステム構築サービス「HP SOA 7 Service」とエンタープライズSOA移行の方法論をまとめたSAPジャパンの「Methodology of Accelerated Transformation to Enterprise SOA」を活用する。
両社はERPからエンタープライズSOAシステムへの移行を手掛け、アプリケーションからインフラまでの導入を支援する。価格はEnterprise SOAワークショップが200万円から。製造業、流通業、金融業などにサービスを売り込む。
協業の開始にあたり、日本HPの市ヶ谷本社内にある「SOAコンピテンシー・センター」の中に「Enterprise SOAエクスパティーズ・センター」を開設したことも併せて発表した。ここでは、SOAを導入した後のIT環境を体験できるデモンストレーションを用意しているほか、SAPのアプリケーションを日本HPのSOA対応インフラ上でSOA化した場合の使い勝手を体験できる。
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