ボーランドは変更・構成管理ソリューションの最新バージョンを出荷する。約2.5倍のスケーラビリティおよびパフォーマンス向上と、ユーザビリティの強化を図ったという。
ボーランドは9月30日、変更・構成管理ソリューションの最新バージョンとなる「Borland StarTeam 2008 R2日本語版(以下、StarTeam)」の販売および出荷を開始した。
StarTeamは、アプリケーションの開発ライフサイクルで発生するバージョン管理、リリース管理、変更管理、バグ管理などといったプロジェクト資産を一元管理する基盤ソリューション。またオフショア開発など、国をまたがった分散ソフトウエア開発におけるプロジェクト資産の共有と同期機能を提供する。これによりプロジェクト管理者は、開発者の作業やバグ対応の状況をタイムリーに把握し、優先順位を決定したり、進捗を管理できる。
今回のバージョンアップに当たり、マイクロソフトが推奨する非同期I/Oアーキテクチャに対応。コマンド処理におけるスケーラビリティが向上し、時間単位あたりと比較して、約2.5倍のコマンド処理を実現した(StarTeam 2005R2との比較)。また、MC(ビュー比較/マージ)の共有操作とリバース共有操作において、パフォーマンスを改善したという。
BCC(一括チェックアウト)ユーティリティにも新しいコマンドオプションを追加した。また安定した実行環境を開発メンバーに提供するため、StarTeamサーバの稼働状況をトレースし統計情報モニタリングを行う。
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