リクルートエージェント、求人情報の自動表示で転職者のサイト離脱を改善転職者に見合う情報を表示

希望する企業が明確でない、情報がありすぎて求人情報が見つからないといった転職支援サイト上での問題を解決するために、リクルートエージェントは求人情報を自動で推薦する仕組みを取り入れた。

» 2008年12月16日 17時25分 公開
[ITmedia]

 人材紹介のリクルートエージェントは12月15日、同社が運営する転職支援サイトに、利用者が求める求人募集要項を自動で表示する仕組みを導入した。

 リクルートエージェントは、ユーザーが目的のページにたどり着く前に同サイトを離れてしまうことを防ぐとともに、検索性を向上させて求人募集を掲載したWebページの閲覧数を上げることを狙いとして、ホットリンクのSaaS(サービスとしてのソフトウェア)型自動推薦エンジン「レコナイズ」を導入した。

image カテゴリトップページの左側には閲覧数を基にしたランキングが掲載される

 特定の求人情報を見たユーザーに関連のある求人情報を提案するほか、求人情報の詳細やランキング機能を提供する。ユーザーがWebサイト内で行動した履歴にあらかじめ入力している転職者の情報を掛け合わせて、適切な情報を表示できる。

 「サイトのトップページ」「検索トップページ」には、利用者の閲覧数を基に出した企業別のアクセスランキング、「カテゴリトップページ」「検索結果一覧」には、職種別のランキングをWebページの左側に表示する。「求人詳細ページ」には、閲覧した企業やユーザーの好みから別の企業を紹介する項目を、Webページの下側に表示する。

 転職者は希望する企業が明確でない場合や、目的の求人募集を見つけられない場合がある。自動推薦機能の導入により、転職者に求人の提案やニーズに近い求人のページを案内でき、転職支援サービスの申し込み件数を上げられるという。

 導入効果は現在検証中としている。

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