SaaSを利用する企業の半数以上がサービス内容に満足していることが、調査会社IDGジャパンの発表で明らかになった。
SaaS(サービスとしてのソフトウェア)を利用する企業の半数以上がサービス内容に満足していることが、調査会社IDGジャパンの発表で明らかになった。1月9日から20日にシステム導入に関連する担当者などに調査を実施し、1456件の有効回答数を得た。
SaaSまたはASP(ソフトウェアの期間貸し)の利用状況を聞いたところ、「現在利用している」と答えたのは全体の31.5%となり、3割以上の企業がSaaSを導入していることが分かった。「導入予定であり、現在評価中または近々評価を開始する予定」と回答したのは3.4%、「利用を計画しているが、時期は未定」としたのは14.0%だった。
「利用したことはない」および「利用したことがあるが、現在は利用をやめ、今後の利用計画はない」と答えたのは51.1%で、半数以上の企業はSaaSやASPを利用する計画がないことが分かった。
SaaS/ASPに対する満足度では、利用企業のうち約6割が現在のサービスに満足していると答えた。不満に感じている割合は7%と低かった。SaaS/ASPで不満と感じたのは、自社構築のシステムと比べてカスタマイズ性が劣る点だった。
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