Lenovo、「パーソナルスーパーコンピュータ」にもなるワークステーション発表

LenovoのThinkStation新モデルはIntel Xeonプロセッサを搭載、パーソナルスーパーコンピューティング用に構成することも可能だ。

» 2009年03月25日 11時11分 公開
[ITmedia]

 Lenovo Groupは3月24日、CADやデジタルコンテンツ制作などの専門家用途に特化したワークステーション「ThinkStation S20」「同D20」を発表した。

 同製品はパーソナルスーパーコンピューティング用に構成することも可能。CPUはIntelのXeon 5500とW3500から選択可能で、オプションで、負荷ピーク時に性能を高める「Intel Turbo Boost」技術も使える。GPUには演算処理用のコアを240個持つ「NVIDIA Tesla C1060」を採用。Windows Vistaがプリインストールされ、Red Hat Enterprise Linux 5.2もサポートする。データ復旧やデータ移行などのタスクに利用できるThinkVantage技術も搭載している。

 こうした性能強化に加え、S20、D20とも含有率50%の再生素材を使っており、旧機種より環境に優しくなっているという。D20ではペットボトル約19本に相当するリサイクル素材が使われている。

 ThinkStation S20およびD20は第1四半期中に発売予定。価格はぞれぞれ1070ドルと1550ドル程度。

 またLenovoはこの日、仮想店舗「Lenovo eLounge」も立ち上げた。購入者はこの店舗にインターネット経由でアクセスし、アバターを作ったり、製品を見たり、Lenovoの販売担当者と直接話をすることができる。この店舗はEpic GamesのUnreal EngineとThinkStation Dシリーズで動かしているという。

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