「IBMから買い取った事業ではありません」──レノボ、ThinkStation仕様公開

» 2008年01月22日 18時44分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 レノボ・ジャパンは、2007年11月に発表したデスクトップワークステーションブランド「ThinkStation」の製品仕様を公開した。ThinkStationの第1弾として用意されるのは、デュアルCPU構成に対応する「ThinkStation D10」ファミリーとシングルCPU構成に対応する「ThinkStation S10」ファミリーの2ラインアップだ。

 ThinkStation S10のWindows Vista Businessバージョンは2008年1月22日から受注を開始して出荷開始予定は1月31日。ThinkStation S10 Windows XP Professional バージョンは、受注開始が2008年2月下旬で出荷開始は3月中旬からの予定。ThinkStation D10は受注開始が3月上旬、出荷開始が3月下旬を予定している。

 ThinkStation S10もThinkSation D10もユーザーから依頼があったその日にサポート対応する「当日オンサイトモデル」と、依頼の翌営業日に対応する「翌日オンサイトモデル」を用意する(記事掲載時、当日オンサイト、翌日オンサイトの表記が誤っていました。おわびして訂正いたします)。パーツの構成は多岐にわたり、ThinkStation S10の当日オンサイトモデルで11構成、翌日オンサイトモデルで7構成、ThinkStation D10の当日オンサイトモデルで9構成、翌日オンサイトモデルで3構成が用意される。このほか、クライアント側が構成を自由に選択できる購入方法も予定されている。

製品説明会で紹介されたThinkStation S10の当日オンサイトモデル(画像=左)と翌日オンサイトモデル(画像=右)の構成リスト。以下のリストも同様だが、発表と同日に受注を開始するThinkStation S10 Windows Vista Businessモデル以外では、構成が変更される可能性があるとレノボは説明している

同じく、説明会で紹介されたThinkStation D10の当日オンサイトモデル(画像=左)と翌日オンサイトモデル(画像=右)の構成リスト。デュアルXeonに対応したThinkStation D10だが、すべての構成で2基のCPUを搭載するわけではない。なお、2基のXeonを搭載した場合、価格は80万円から90万円弱になる予定だ

ThinkStation S10(画像=左)とThinkStation D10(画像=右)で用意されている選択可能なパーツのリスト。ThinkStation S10ではクアッドコアとデュアルコアCPUが選択できる。いずれもGPUにはNVIDIAのQuadroシリーズが用意され、OSではWindows XP Professional、Windows Vista Business(32ビット、64ビット)のほか、Red Hat Enterprise Linux 5.1も選べる

 仕様が公開された同日、日本で行われた製品説明会で、レノボ アジア太平洋地域担当製品事業部ディレクターのクリス・ケリー氏がThinkStationの“意義と特徴”を紹介した。ケリー氏は、ThinkStationがレノボ初のワークステーションブランドであることと合わせて、「IBMから買い取ったのではなく、レノボがゼロから設計した最新のワークステーションであり、レノボが投入する初めての新しい“Think”ブランドである」と、レノボが自力で開発した製品ブランドであることを特に強く訴求した。

 ThinkStationのアドバンテージとしてケリー氏は、卓越したパフォーマンスと(ワークステーションと比較した場合に)デスクトップPC並みの静音性能、そして、ThinkVantageで築き上げてきた「Thinkレベル」の品質と信頼性を挙げている。静音性能を実現するために新たに開発したシャーシでは、エアフローに言及し、「(ThinkStation D10の)シャーシでは、2つのエアフローを実現し、1つはCPUとメモリ、もう1つはHDDと拡張カードを冷却する」と説明した。

説明会で展示されていた、ThinkStation S10(画像=左)とThinkStation D10(画像=右)。黒基調のカラーリングにトップに取り付けたキャリーハンドル、サイドカバーに取り付けられたロックキーなど、実装された機能は同等ながら、ThinkStation D10はオープンベイが3基、HDD用3.5インチシャドウベイが5基と拡張性に富んでいる(ThinkStation S10はそれぞれ2基と3基)

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