GMO、27日正午までに「ネット切断、PCの電源落として」 不正アクセスで顧客に呼びかけ

» 2026年10月27日 11時32分 公開
[ITmedia]

 GMOインターネットは10月27日、不正アクセスを受けたクラウドサービス「お名前.com デスクトップクラウド」の利用者に対し、同日正午までにPCをネットワークから切断し、電源を落とすよう呼びかけた。攻撃者とみられる者から、27日正午に顧客情報の公開とランサムウェア攻撃を実行すると予告されているためという。

photo GMOの呼びかけ

 同社が同日公開した第8報で、利用者にはバックアップを取得した上で、ネットワークを切断して電源を落とし、PCにつながっているコードを抜くよう求めている。あわせて、ウイルス対策ソフトによるフルスキャンや、取引口座などのパスワード変更、多要素認証の有効化といった対策も改めて求めている。

 同社は25日から、被害を受けた可能性のある利用者の協力を得て、サービスへの接続に使っていたPCを預かり、グループのホワイトハッカーチームがマルウェアの有無などを解析している。トレンドマイクロなどのセキュリティ企業やAI企業からも協力の申し出があり、具体的な協力内容を調整中という。

 同社は攻撃者からの要求には応じない方針で、警察などの関係機関と連携して対応を進めている。21日には脅迫メールを受信し、約80億円を要求されたとしている。

 お名前.com デスクトップクラウドは、クラウド上のWindowsデスクトップ環境を提供するサービス。19日に利用者からの問い合わせを受けて調査を始め、20日に一部の利用者のサーバ環境に不正なプログラムが設置されていることを確認した。

 21日午前4時から全プランのサーバを順次停止している。影響の可能性があるサーバは2万6739件。サーバ内に保存されていた証券会社やFX会社の取引ツール(MT4、MT5など)のログイン情報などが第三者に取得され、取引口座で身に覚えのない取引があったとの報告も寄せられているという。

 24日の第4報では、システムにセキュリティ上の問題があり、顧客の情報が外部に持ち出されたことを同社は認めている。現在の全利用者に一律5000円の見舞金を支払う他、不正取引で生じた実現損失を補償する方針を示している。独立したクラウド基盤で運用する代替サービスも6カ月間無償で提供する。また、政府関係機関に対して能動的サイバー防御の適用を要請している。

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