既報の通り、天空は12月25日に中国GPD Technology製ミニノートPC「GPD WIN Max 3」を発売する。
本製品はAMDのハイエンドAPU(GPU統合型CPU)である「Ryzen AI Max 300シリーズ」を搭載し、“ポータブル”ながらもゲームはもちろんローカル生成AIの実行も可能としたことが特徴だ。日本では搭載するAPUやメモリ/SSD容量が異なる3モデルが発売される予定で、天空が運営する店舗/ECサイトにおける販売価格は以下の通りだ(予約購入の場合は一律3000円引き)。
発売に先駆けて、同社はメディア向けに実機体験会を開催した。そこで得られた本製品の特徴を紹介したい。
GPD WIN Max 3は、2022年に初登場し、2023年、2024年、2025年とマイナーチェンジを重ねてきた「GPD WIN Max 2」の後継モデルのように見えるが、天空の山田拓郎社長によると「それは少し違う」のだという。
GPD WIN Max 2はゲームコントローラー(パッド)付きでクラムシェル形状のポータブル“ゲーミング”PCとして登場した。しかし、ふたを開けてみるとゲーミング用途だけでなく「仕事用」「CAD/設計業務用」といったようなビジネス用途での購入者が想像以上に多かったそうだ。
中には、動画編集や3Dコンテンツの制作といったPC本体のマシンリソースをそれなりに必要とする用途で使う人もいて、「もうちょっとマシンパワーが欲しい」という要望も寄せられていたそうだ。もちろん、本来の用途(?)であるゲーミングでも「もっと高いグラフィックス設定でゲームを遊びたい」というニーズがあった。
そこで登場したのが、今回のGPD WIN Max 3だ。GPD WIN Max 3は確かにGPD WIN Max 2のモデルチェンジでもあるのだが、同時により高い処理能力を求めるユーザー向けのパワーアップモデルとも位置付けられている。「ゲーミングはもちろん、クリエイティブ用途やローカルAIの開発にも使える」スペックを備えている。
GPD WIN Max 3がハイエンドスペックを求めるユーザー向けの製品となったことを受けて、「そこまでハイスペックでなくてもいい」というユーザー向けに、現行のGPD WIN Max 2(2025年モデル)も引き続き販売される。
より高い処理パフォーマンスを求めるユーザーへの“解”として登場したのが、GPD WIN Max 3なのだという。ゲーミング用途だけでなく、クリエイティブ用途やローカルでの生成AI開発用途なども意識した設計となっている本製品はディスプレイのスペックにもこだわっており、2400×1504ピクセル解像度の9.06型有機ELディスプレイを搭載している。GPD WIN Max 2と比べるとサイズこそ少し小さくなったが、最大165Hz駆動かつHDR10規格のHDR表示にも対応し、DCI-P3の色域を105%カバーしてΔE値を1未満とした高い色再現性を実現している。これは「eスポーツでの利用」と「色再現性を重要なクリエイターの利用」を両立するための取り組みだ。
画面ガラスはCorning製の「Gorilla Glass 6」で、指紋防止/反射抑制コーティングを施している。これも、eスポーツやクリエイターの“集中力”を高めるための工夫である。
なお、本製品はMPP(Microsoft Pen Protocol) 2.0準拠のアクティブペンの利用にも対応する。別途用意すればペン入力も可能だ。
ディスプレイのガラス面には指紋防止/反射抑制コーティングが施されている。さすがにライトの直下では映り込みが生じてしまうのだが、一般的な光沢パネルと比べると抑えられている。というか「モンスターハンターワイルズ」がかなりスムーズに動いていてビックリした次第である
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