Teiidはデータ仮想化により、異機種環境にあるデータへのリアルタイムアクセスを可能にするとしている。
米Red Hatは4月9日、オープンソースのデータ仮想化技術プロジェクト「Teiid」の立ち上げを発表した。リレーショナル、XML双方のデータを仮想化し、企業情報統合(EII)を提供することを目指す。
オープンソースのデータ統合技術のほとんどは物理的にデータの移動や複製を行うが、Teiidではデータ仮想化により、データの移動・複製なしにリアルタイムで異機種環境にあるデータにアクセスできるという。TeiidのJDBCとWeb Servicesインタフェースはカスタムアプリケーションとパッケージアプリケーションの両方と統合できるよう設計されている。
Red HatはTeiidをJBoss.orgコミュニティーのプロジェクトとして展開し、その後同社のサブスクリプション制ミドルウェア製品「JBoss Enterprise Data Services Platform」の次期版の基幹とする予定。
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