開発者はストリーム上の情報を、携帯、Webサイト、デスクトップ上のアプリで表示させることができるようになる。
米Facebookは4月27日、ユーザーの“ストリーム”を利用するための「Facebook Open Stream API」を開発者向けにリリースしたと発表した。
ストリームとは、Facebookユーザーのホームページに表示される、一連の友達の投稿やアクティビティなどの情報を指す。
同APIにより、ユーザーはアプリを使って自分のストリームをFacebookにアクセスせずに読んだり更新することができるようになる。アプリの開発者は、ストリーム上の情報を携帯、Webサイト、デスクトップ上のアプリで表示させることができる。
Facebookは、オープンソースのフレームワーク「Activity Streams」を組み込み、新たなAPIやSQLテーブルを追加することでOpen Stream APIを構築したという。開発者はユーザーのストリームにアクセスし、それをフィルタリングしたりリミックスして新たな情報としてFacebook以外のサイトで表示することができる。
ただし、ストリームにアクセスするにはユーザーの許可が必要だ。
ビデオチャットアプリメーカーのSeesmicが同APIを利用したガジェット「Seesmic Desktop」をリリースした。このガジェットを利用すると、例えばTwitterも使っているFacebookユーザーは、FacebookのストリームとTwitterのつぶやきを並行して表示しておくことができる。
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