次世代Google検索エンジンについて、サイト管理者が知るべき10のこと(2/2 ページ)

» 2009年08月17日 07時30分 公開
[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK
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3. CaffeineはGoogle検索になる

 Caffeineは学術的な実験ではない。このところGoogleは多くのライバルに直面しており、自社の検索技術をトップの地位にとどめておきたいと思っている。今Caffeineと呼ばれているこの技術は、多少の調整を経て、Googleの標準の検索エンジンになるだろう。つまり数十億の検索がCaffeineで実行されるようになるということだ。多くのサイトでトラフィックが大きく変化するかもしれない。

4. SEO(検索エンジン最適化)の調整が必要

 Caffeineでは検索順位が変わるため、企業はSEOの調整を考えた方がいいかもしれない。Googleは、Caffeineが完成したらメインストリームの検索エンジンにすると明らかにしている。

5. 現状維持は駄目

 企業の中には、大したトラフィック誘導をせずにWebサイトを運営することに甘んじているところもあるが、Caffeineは「現状維持では負けるかもしれない」ということをあらためて感じさせる。Google検索結果の上位にとどまるためには、Webサイトの改善と更新を続ける必要がある。

6. Googleは革新を続ける

 Googleは検索エンジン市場で独占的な地位にあるかもしれないが、MicrosoftがYahoo!との提携を発表し、Facebookが検索機能を刷新するなど、検索ユーザーをGoogleから引き離す方法を見出そうとする企業は増えている。それはつまり、Googleは革新を続けなければならないということにほかならない。Googleは変え続けなければならないし、企業はそれに注意しなければならない。

7. ニュースを読む

 企業は今後数カ月の間、Google検索の変更について積極的に学ぶ必要がある。そうしなければ、Googleに置き去りにされ、Webサイトの順位が下がってしまうかもしれない。

8. Googleは公平な機会をもたらす

 Caffeineは「Googleは検索結果が変わっても気にしない」ということを証明した。同社にとって重要なのはアルゴリズムの改良だけだ。そうすることで、同社は公平な機会を与え、検索順位の低い企業でも巻き返しが可能になった。それは容易ではないが、Googleは門戸を開いている。

9. PageRankは無視できない

 多くの小規模企業にとってSEOを無視することはたやすいが、GoogleはCaffeineを通じて、SEOを気にするべきだということを明らかにした。SEOは大きな影響をもたらし得る。Caffeineの登場によって、検索順位を上げたい企業は注意を払うようになるし、順位を気にしない企業は苦しむことになる。

10. Googleの動きを予測せよ

 Googleは常に革新の道を探している。そのため、企業はそれに備える必要があり、できれば先手を打っておくべきだ。Googleの次の動きを予測できるようになり、常にベストプラクティスに従う必要がある。

 それを怠って後れを取っても、Googleは追いつくのを待ってはくれないだろう。

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