IDC Japanによると、2008年から2013年までのx86サーバ市場の年間平均成長率は0.9%になる見通しだ。
調査会社のIDC Japanは8月24日、国内におけるx86サーバ市場の予測を発表した。2009年の同市場は2008年に続き2年連続のマイナス成長で、2008年から2013年までの年間平均成長率は0.9%になる見通しだ。
同市場は、2002年から2007年まで順調に拡大してきたが、景気後退の影響が出た2008年は、2002年以来のマイナス成長(出荷金額 5.7%減)になった。
これに伴い、2009年の出荷金額は前年比16.3%減の2263億7700万円、出荷台数は同12.5%減の49万8800台になる見通し。x86サーバの出荷台数は、2005年から50万台以上を維持してきたが、2009年はこの台数を割り込むという。
2009年における同市場の不調は、2008年9月以降に始まった景気後退による影響が大きい。市場がプラス成長に転じるのは2010年になる。IDCによると、Windows Server 2008やWindows Server 2008 R2といった最新OSは、2010年以降に本格的に普及するという。
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