IIJは、不正サイトへの接続を遮断する試験サービスを開始し、当面は企業向けに無償提供する。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は8月27日、企業内から外部の不正サイトへの接続を遮断する「マルウェア防御オプション」を試験サービスとして開始した。当面は無償で提供する。
試験サービスは、同社のマルウェア観測プロジェクト「Malware Investigation Task Force」で収集した有害サイトやマルウェア配布サイトなどの情報をブラックリスト化し、企業内からブラックリストにあるサイトへの接続を遮断する。
近年は正規サイトの改ざんなどによって、ユーザーが悪質サイトに誘導されてマルウェアに感染してしまう「ドライブバイダウンロード」型攻撃が急増している。
同社は、既存のウイルス対策では防御するのが難しい不正サイトへのアクセスを遮断することで感染リスクを低減できるほか、マシンに感染しているマルウェアが外部サーバへアクセスするのも遮断するため、情報漏えいなどのリスク発生も抑止できるという。
2009年度内をめどに正式サービス化する予定だとしている。
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