「mixiアプリ」と「Salesforce CRM」が連携 SNS上の声をCRMで分析

ミクシィとセールスフォース・ドットコムは、mixi向けアプリケーションを構築できる「mixiアプリ」と「Salesforce CRM」を連携した企業向けサービスの提供を開始する。

» 2009年09月15日 11時50分 公開
[ITmedia]

 ミクシィとセールスフォース・ドットコムは9月15日、SNS「mixi」向けアプリケーションを構築できる「mixiアプリ」とCRMアプリケーション「Salesforce CRM」を連携した企業向けサービスの提供を開始すると発表した。

 新サービスは、mixiアプリに寄せられる利用者のアイデアや意見、アプリの人気投票の結果をなどをSalesforce CRMに取り込むもの。取り込んだ情報は関連する部署にアラートメールとして送信され、ダッシュボード機能などで分析できる。商品に対する意見をリアルタイムに把握し、新しい商品の開発に活用することが可能になる。

 ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)が同サービスの採用を決めた。GDOはmixi上でゴルファーに関する意見を集める用途で活用する。同社の石坂信也社長は「mixiとSalesforce CRMの連携により、コストを抑えながらユーザーの要望を把握・分析し、新たなサービスに反映できる。SNSと法人向けサービスの融合は今後さらに加速する」とコメントを寄せている。

 ローソンも新規商品の開発に生かすため、同サービスの採用を検討しているという。常務執行役員CIOの横溝陽一氏は「ローソンではSNSのビジネスへの適用は課題の1つであり、mixiとSalesforce CRMの連携は1つの答えになる。クラウド上の多くの声を吸い上げサービスに展開することで、大きなイノベーションにつながる可能性がある」と述べている。

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