VMware決算、サービス収入52%増で増収

VMwareの2009年通年の売上高は8%増の20億ドルだった。2010年の見通しを、21〜26%増の24億5000万〜25億5000万ドルとしている。

» 2010年01月26日 10時09分 公開
[ITmedia]

 米VMwareが1月25日に発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比18%増の6億800万ドル、純利益は営業経費の増大などにより前年同期比50%減の5600万ドル(1株当たり14セント)となった。非GAAPによる1株当たり利益は31セントで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測26セントを上回った。営業利益は30%減の7100万ドルだった。

 売上高のうち、サービス収入は52%増の3億400万ドルと前期に続き順調だった。一方ソフトウェアライセンス収入は3%減の3億400万ドルとなり、サービス収入とライセンス収入の売上高全体に占める割合は半々になった。

 地域別では、米国での売り上げが5%増、米国外の売り上げが10%増だった。

 2009年通年では、売上高は8%増の20億ドル、純利益は32%減の1億9700万ドル(1株当たり49セント)だった。

 ポール・モリッツ社長兼CEOは「vSphereの需要に支えられた第4四半期の好調な業績は、コストを抑えつつクラウドコンピューティングに投資したい顧客にとって、仮想化が鍵となる技術であることを示している」と語った。

 今後については、第1四半期(1〜3月期)の売上高を5億8000万〜6億ドル、2010年通年では売上高を前年比21〜26%増の24億5000万〜25億5000万ドルとみている。

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