TIのマルチ対応シングルチップの最新バージョンは、Wi-Fi、Bluetooth、FMに加え、GPSにも対応した。
米Texas Instruments(TI)は2月9日、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、FMをワンチップに集積した新型デバイス「WiLink 7.0」を発表した。同社のワンチップ技術をベースに構築した同製品は、スマートフォンやメディアプレーヤー、ゲーム端末などに向けて各通信方式を低価格で提供できるとしている。
WiLink 7.0は65ナノメートルプロセスで製造されており、現行のソリューションよりも高い性能を提供しつつ、コストを30%、サイズを50%削減できるとしている。Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/nをサポートし、GPSは3GPPに準拠、Bluetoothは3.0に対応する。
TIは同日から主要なデバイスメーカーにサンプルの提供を開始しており、WiLink 7.0搭載のデバイスは2010年末までに登場する見込みという。
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