iPhone、携帯ゲーム機としても勢力伸ばす

iPhoneが米ゲームソフト市場で勢力を拡大しており、5%のシェアを獲得している。

» 2010年03月24日 07時00分 公開
[ITmedia]

 iPhoneゲームの人気で、Appleは既に米ゲーム市場で5%のシェアを獲得している。調査会社Flurryが3月22日、このような分析結果を発表した。

 同社が独自の分析で据え置き型、携帯ゲーム機、iPhone OS搭載機の米ゲームソフト売上高(PCゲーム・オンラインゲーム除く)を調べたところ、iPhone OS向けゲームの推定売上高は、2008年は1億1500万ドル、2009年は5億ドル。市場シェアは2008年は1%だったが、2009年には5%に拡大している。この間携帯ゲーム機用ゲームのシェアも20%から24%に伸び、据え置き型は79%から71%にシェアを落としている。

 据え置き型を除いた携帯ゲームのみを見てみると、iPhone OSの占めるシェアは2008年の5%から翌年には19%に大きく拡大している。その一方でPSPは20%から11%へ、DSは75%から70%へとシェアが縮小している。

 Wedbush Morgan Securitiesのビデオゲームアナリスト、マイケル・パクター氏は、ゲームパブリッシャーにとって「iPod touchがこれまで以上に危険になっている」と語る。同製品向けのゲームの価格が下がり続けており、PSPやDSからAppleのデバイスに乗り替える若いゲーマーが増えるかもしれないと同氏は指摘している。

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