プライバシーに関心の強いFacebookユーザー

F-Secureは、プライバシーに関するFacebookユーザーの意識調査を実施した。

» 2010年04月23日 14時55分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のF-Secureは、米大手SNSサイトのFacebookユーザーを対象に実施したプライバシーに関する意識調査の結果を発表した。

 調査は1〜3月に実施し、450人から回答を得た。58%はFacebookを利用する機会が多いと回答し、77%がプライバシー設定の機能を積極的に利用していることが分かった。

 回答者の多くが、自身の所属する組織の雇用主や上司とのFacebook上での付き合いを避ける傾向にあった。4分の3は上司と友達になっていないと回答。雇用や評価に否定的な影響があるというのが理由だった。

 同社によると、雇用主の中には求人に応募してきた人材の情報をSNSのプロフィールや投稿内容などから収集し、雇用の判断や評価などの参考にしているという。このため、Facebookユーザーも情報開示に慎重になり、プライバシーを自分自身でコントロールする傾向が強まっているという。

 回答者の35%は「投稿した内容に後悔したことがある」と答えた。同社でセキュリティアドバイザーを務めるショーン・サリバン氏は、「ユーザーはFacebookに投稿する前にもう一度見直し、少しでも懸念があるなら、プライバシー設定を利用していても投稿を避けた方がいい」とコメント。Facebookにも、より高度なプライバシーのコントロール機能を導入するよう求めていくという。

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