EFFが、Twitter、Wikipedia、Facebookなどへのアクセスを自動的にSSL通信にするFirefoxの拡張機能を公開した。
デジタル市民権団体の電子フロンティア財団(EFF)は6月17日(現地時間)、プライバシー保護の非営利団体Tor Projectとともに、Firefox向け拡張機能「HTTPS Everywhere」のβ版を公開したと発表した。EFFの公式ブログにあるリンクからダウンロードできる。
この拡張機能をインストールすると、TwitterやFacebookなどへのアクセスが自動的に「https:」で始まる暗号化されたURLに飛ばされる。現在対応するサービスは、Google検索、Wikipedia、Twitter、Facebook、New York Times、Washington Post、Paypal、EFF、Tor、Mozilla、Ixquickなど。
EFFは、Googleが5月にSSL通信の検索サイトを開設したことに触発されてこの拡張機能を開発したとしている。
なお、SSLではWebブラウザとサービス間の通信を暗号化することはできても、ページが完全に暗号化されるわけではないとして、ユーザーによるプライバシー管理の必要性を呼び掛けている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.