Evernote、アプリやアドオンのオンラインカタログ「Evernote Trunk」を発表

オンラインメモ管理サービスのEvernoteが関連サービスのショーケース「Evernote Trunk」を立ち上げた。年内にはアプリストアのようにTrunk内でアプリを購入できるようになる。

» 2010年07月15日 13時07分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Evernoteは7月14日(現地時間)、オンラインメモ管理サービスEvernoteをサポートするサードパーティー製アプリやアドオン、コンテンツ、ハードウェアなどを紹介するオンラインカタログ「Evernote Trunk」を立ち上げたと発表した。Windows版、Mac版、Web版で利用でき、来週にはiPadアプリ版にも対応する予定。

 Evernoteは2008年6月に公開されたオンラインサービス。テキストや音声ファイル、Webページ、画像などを無料のオンラインストレージに保存し、「ノートブック」で一元管理できる。ノートブックに掲載する広告収入と、有料オプション「プレミアムアカウント」(月額5ドル、日本では600円)からの収入で運営されている。5月の時点でユーザー数は300万人を突破しており、6月には日本法人が設立された。

 同社はサードパーティー向けにEvernote APIを公開しており、現在2000以上の関連サービスが提供されているという。Evernote Trunkは、こうしたサービスをユーザーに紹介するためのショーケース的な役割を果たす。

 同日のソフトウェアアップデートで「同期」ボタンの隣に新設された「トランク」ボタンをクリックすると、別ウィンドウでTrunkのページが表示される。現在はおよそ100項目が5つのカテゴリーで紹介されており、そのうち約3分の1は新しいサービスという。

trunk 1

 独SAPのコラボレーションツール「StreamWork」や米SeesmicのTwitterクライアントなど、Evernoteとの連係機能がある独立したツールも紹介されている。

trunk 2

 「ノートブック」というカテゴリーでは、パブリッシャーがEvernote用に編集したコンテンツをダウンロードできる。立ち上げ時点では、ライフスタイルマガジンやEvernoteのTipsを紹介するコンテンツ、ゲームやパズルが登録されている。これらのコンテンツをダウンロードしても、月間のアップロード量には算入されない。

 現在はノートブックのコンテンツ以外のサービスを利用するには各サービス提供企業のWebサイトに移動し、そこからサービスをダウンロードするようになっているが、年内にはアプリストアのようにTrunk内でサービスを購入できるようにする計画という。

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