Fortifyのセキュリティ分析製品を、企業のビジネス技術の最適化を支援するソリューション「BTO」のポートフォリオに組み入れる。
米Hewlett-Packard(HP)は8月17日(現地時間)、企業向けのセキュリティ、コンプライアンス技術を手掛ける米Fortify Softwareを買収することで合意に達したと発表した。買収総額など取引の詳細は公表していない。
Fortifyは、2002年創業のカリフォルニア州サンマテオに拠点を置く非公開企業。同社のセキュリティスイート「Fortify 360」は、ビジネスアプリケーションの開発・導入のプロセスを自動化することによってセキュリティに関連するコストとリスクを低減する。同ソフトは政府機関、金融サービス、医療など多様な業種で採用されている。
この買収により、HPは自社の動的アプリケーションセキュリティ分析技術にFortifyの静的アプリケーション分析技術を統合し、ビジネスリスク軽減とコンプライアンス順守を支援する完全なソリューションを企業に提供できるとしている。
買収完了後、HPはFortifyを独立企業として運営するが、将来的にはHPのソフトウェアソリューション部門に統合する。Fortifyの製品はHPのBTO(Business Technology Optimization)ソフトウェア製品として販売される。
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