Facebookが、チャットグループとしても使えるプライベートなグループ機能「Groups」、利用アプリのプライベート設定を編集できるダッシュボード、自分のデータをダウンロードできる機能を発表した。
米Facebookは10月6日(現地時間)、情報共有先を限定できる「Groups」など、3つの新機能を発表した。同社のマーク・ザッカーバーグCEOは、いずれもプライバシーや共有設定をもっと管理しやすくしたいというユーザーからの強い要望に応えたものだとしている。
Facebookでは従来、メッセージの投稿やファンページへの参加といったアクティビティの共有範囲の設定を「すべてのユーザー」「友達の友達」「友達のみ」「カスタマイズ」から選択できるようになっていたが、カスタマイズするにはかなり手間が掛かった。新設のGroups(日本では「グループ」)では、目的別にグループを作成し、そのグループ内だけで情報を共有できる。グループではリアルタイムのチャットやメーリングリストのような方法でのアップデートの送受信も可能。グループのメンバーだけが友達をグループに招待できる。プライバシーの初期設定はメンバーは公開・コンテンツは非公開だが、メンバーも非公開にすることもできる。
2つ目の新機能として、ユーザーが自分のFacebook上のデータをダウンロードできるようにした。メッセージや掲示板への投稿、写真、ステータス更新、プロフィールデータが対象で、「アカウント」→「アカウント設定」ページの「Download Your Information」(本稿作成時にまだ日本のFacebookには項目がありません)でダウンロードできる。プライバシー保護のため、ダウンロードする際にはパスワードの入力が求められる。この機能は同日から段階的に全ユーザー向けに有効にしていく。
3つ目は参加しているすべてのアプリケーションの状況を一覧できるダッシュボード。「アカウント」→「プライバシー設定」→「アプリケーションとウェブサイト」で利用しているアプリケーションを表示し、アプリケーションに利用を許可する自分のプロフィールデータを編集できる。
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