15〜24歳の若者を対象とした携帯電話利用調査の結果、多くの若者が携帯を自分で選んでおり、最も重視するのは価格だということが分かった。
米調査会社Nielsenは12月15日(現地時間)、世界8カ国の若者を対象とした携帯電話利用状況調査の結果を発表した。若者層では年齢の高い層よりもスマートフォン採用が広がっていることが明らかになった。同調査は、2010年上半期に米、英、独、伊、スペイン、ロシア、ブラジル、インド、中国の15〜24歳の若者を対象に実施された。
ほとんどの若者が携帯電話を自分で選んでおり、両親が選ぶと答えたのはわずかに16%だった。機種決定時に最も重視するのは価格で、これはほかの年齢層と同じだ。ただし、ロシアのみデザインを筆頭に挙げた。米国ではSMS利用が活発なことを反映し、重視点の2番目にQWERTY入力が挙がっている。
スマートフォンの浸透率ではイタリアがトップで、携帯電話ユーザーの若者の47%がスマートフォンを使っている。同国の25歳以上の大人では31%だった。米国でも大人層の浸透率は28%のところ、若者は33%と上回っている。インドではスマートフォン浸透率が10%と相対的に低かったが、低価格のAndroid端末が増えれば新興国でのスマートフォン浸透も拡大するとみられる。
スマートフォンの浸透率を男女別でみると、米国以外では男性の方がスマートフォン保有率が高かった。米国の若者層ではスマートフォンユーザーの55%が女性だった。全年齢層では米国でも男性の方が多く、55%だった。
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