MicrosoftはHTML5をサポートしつつ、開発プラットフォームとしてのSilverlightへの注力も続けるとしている。
米Microsoftは4月4日(現地時間)、メディア再生プラグインの次期版「Silverlight 5」のβ版を、4月12日からラスベガスで開催する開発者向け年次カンファレンス「MIX11」で公開すると発表した。
次期版には、ハードウェアメディアデコーディング、リモコン対応、再生速度調整機能「Trickplay」をはじめとする約40の新機能が追加される。
Microsoftはβ版リリースを発表した公式ブログで、Silverlightと次期Web標準のHTML5に関する取り組みについて説明している。同社は昨年からSilverlightと競合するHTML5のサポートを表明しており、開発者からSilverlightの位置付けについての疑問が多く寄せられているという。
Microsoftは、Silverlightをリッチなユーザー体験を提供するプラグインとして今後もサポートし、Windows Phoneの開発プラットフォームと位置付ける。同時にHTML5も幅広くサポートし、開発者が必要に応じて選択できるようにするという。同社が3月14日に公開したWebブラウザ「Internet Explorer(IE) 9」も多数のHTML5機能をサポートしている。
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