2007年に発表した「Safe Browsing API」のブラックリストにWindowsの悪意ある実行ファイルを追加し、そうしたファイルをダウンロードしようとすると警告を表示する機能をGoogle Chromeの開発者版に搭載した。
米Googleは4月5日(現地時間)、URLブラックリスト上のファイルをダウンロードしようとすると警告する機能をGoogle Chromeの開発者版に追加したと発表した。次期正式版「Google Chrome 11」にも搭載する計画という。
Googleは2007年に、同社が収集した不審なURLのブラックリストを利用できる「Safe Browsing API」を公開した。Google Chromeのほか、MozillaのFirefoxとAppleのSafariがこのAPIを利用している。
Googleはこのブラックリストに悪意あるWindows実行ファイルを追加した。Google Chromeの開発者版でユーザーがブラックリストに載っている実行ファイルをダウンロードしようとすると、以下のような警告が表示される。
なお、Googleはユーザーが訪問したWebサイト履歴などのデータを同機能から収集することはないとしている。
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