MicrosoftとRIMが提携――BlackBerryの標準検索エンジンがBingに

BlackBerry搭載の標準検索エンジンと地図が、これまでのGoogleからMicrosoftのBingに変わる。

» 2011年05月06日 13時33分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Microsoftは5月3日(現地時間)、カナダのResearch In Motion(RIM)と提携し、検索エンジン「Bing」と地図サービスの「Bing Maps」をRIM製BlackBerry端末のデフォルトツールにすると発表した。

 この発表は、同日RIMが開催した年次カンファレンスにおいて、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOが行った。

 5月1日に米国で発売されたRIMの初タブレット端末「BlackBerry Playbook」にもそれらのサービスが搭載されている。

 従来のBlackBerry端末の検索エンジンおよび地図は米Googleのものだったが、今後の新端末にはMicrosoftのツールが搭載されることになる。

 MicrosoftはフィンランドのNokiaとも提携している。こちらの提携は、Nokiaが同社製端末のプラットフォームとしてWindows Phoneを採用するというもので、これらの端末の検索エンジンと地図サービスもBingおよびBing Mapsになる予定だ。Nokia製Windows Phoneは2012年に発売の見込み。

 米調査会社IDCが4月28日に発表した世界携帯電話市場調査によると、メーカー別の携帯電話販売台数ランキングでこれまで常に5位以内に入っていたRIMが、第1四半期には「その他」に落ちた。2010年11月にWindows Phone 7を発売したMicrosoftも、同調査ではずっと「その他」に含まれている。

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