在宅勤務については、さまざまな功罪が論じられています。(中略)できる会社、すべき会社、できない会社、してはいけない会社とありますが、自分の会社がどうなのかを考えてみるには、いい機会です。
永井千佳氏の一日を二回使い時間の得をする方法では、「朝に生活をシフト」することで「一日で二回分の練習」ができるようになったことを紹介している。永井氏はビジネスマンではないのですべての人に当てはまるわけではないが、在宅勤務を導入する人たちにとっては、参考になるのではないだろうか。
前回に引き続き、Special オルタナトークのお題「在宅勤務は効率的か?」に関連するエントリーを紹介しよう。
ブロガー | ブログ | 在宅勤務を効率的にしよう |
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上田修子氏 | 「実践!SixDegree」 | 在宅勤務ノウハウ(住所と電話編) |
川上暁生氏 | 「WBI コンシェルジュの Try ! & Error ?」 | 在宅勤務というけれど |
坂本史郎氏 | 「坂本史郎の【朝メール】より」 | この夏の電力不足を在宅勤務で乗り切るか悩んでいます |
島田篤氏 | 「誰がためにITはある?」 | 在宅勤務は理想の働き方か? |
永井孝尚氏 | 「永井孝尚のMM21」 | 在宅勤務の過去エントリー |
気になったのは、川上暁生氏の在宅勤務というけれどで指摘された「いかに指示待ち社員が多いか」ということと、「指示だし上司の存在」だ。川上氏は興味深い結論を出した。「家で仕事をすることが在宅勤務ではなく、どこでもきちんと生産性の高い仕事をすることが在宅勤務の前提条件」なのだ。「管理者、上司の意識と働き方を変えない限り、部下は育たないし、効率が上がるはずもない」のである。
在宅勤務という言葉から、「自宅で仕事をする」と限定しがちだが、決してそうではない。島田篤氏「誰がためにITはある?」の在宅勤務は理想の働き方か?で指摘されるように、「自宅で集中して仕事ができるスペースがあればいいのですが、テレビが置いてあるリビングで仕事をするのは集中できない」ようでは、仕事になりようもない。川上氏が言うように、「どこでもきちんと生産性の高い仕事をすることが在宅勤務」だとすれば、場所は限定されない。もちろん、セキュリティなどの問題もあるからどこでもというわけではいかないが、島田氏の言うように、「ネットさえつながれば場所を問わず仕事ができる」のだ。
このような点も考慮しつつ、企業には在宅勤務について検討してほしい。
以上、5月19〜25日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿されたエントリーの中から、筆者が気になったものを選んで紹介させていただいた。本稿からオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーも読んでほしい。
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