ANAがプライベートクラウドを導入、ネット予約の運用基盤に

全日空のインターネット予約サイト「ANA SKY WEB」を運用するシステム基盤をCTCらが構築した。資産はCTCが保有する。

» 2011年06月14日 16時38分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月14日、全日本空輸(ANA)が運営するインターネット予約サイト「ANA SKY WEB」のシステム基盤を構築したことを発表した。

 今回のシステム基盤は、ANAのデータセンター内に構築されたプライベートクラウド。CTCのクラウド構築サービス「cloudage」が利用され、日本HPの「HP BladeSystem Matrix」や日本オラクルのインメモリデータグリッド「Oracle Coherence」などで構成されている。安定性に加え、従来のシステムに比べて空席照会の処理時間を約10分の1に短縮するなど、パフォーマンスの向上も図られたという。

 なお、システムを構成するサーバやネットワーク、ストレージなどの資産はCTCが保有する形態となった。システムの使用状況に応じてコストが発生する。従量課金型を採用することで、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるIT基盤が実現するとCTCでは説明している。

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