富士通の新スパコン、東大情報基盤センターから受注

4800ノードの「PRIMEHPC FX10」で構成されるペタフロップスクラスのシステムになる。

» 2011年11月14日 16時43分 公開
[ITmedia]

 富士通は11月14日、東京大学情報基盤センターから同社のスーパーコンピュータ製品「PRIMEHPC FX10」をベースとする次世代スーパーコンピュータシステムを受注したと発表した。新システムは2012年4月に稼働を開始する。

 東大情報基盤センターから受注したシステムは、4800ノードのPRIMEHPC FX10が中核となり、周辺システムとしてPCサーバ「PRIMERGY」74台、ストレージシステム「ETERNUS」234台、ミドルウェア「Technical Computing Suite」、ファイルシステム「FEFS」などで構成される。理論演算性能1.13ペタフロップスに達するという。

次世代システムの構成イメージ

 東大情報基盤センター スーパーコンピュータ部門長 中島研吾氏は、リリースの中で「当センターの利用者の多くは我が国の第一線の研究者であり、『京』コンピュータの利用者でもある。京と高い互換性を持つ『PRIMEHPC FX10』の導入により、我が国の計算科学のよりいっそうの発展に貢献できるものと期待している」とコメントしている。

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