富士通エフサスは、4月に構築したプライベートクラウド基盤にセキュリティ対策や災害対策などの追加対応を行い、全部門での運用を開始した。
富士通エフサスは11月21日、全部門でプライベートクラウド基盤の運用を開始したと発表した。4月に構築したプライベートクラウド基盤にセキュリティ対策や災害対策を追加し、ITのコスト削減やガバナンス強化、事業継続性の向上などを図ったとしている。
クラウド化では全国拠点に散在していた259台の部門サーバを、VMware vSphereを用いて国内2拠点のデータセンターに設置したブレードサーバ50台からなるクラウド基盤に統合した。また部門ごとのシステム運用管理業務を情報システム部門に統合するため、新たに開発した「運用テンプレート」を用いてプロセスを標準化し、自動化ツールによって運用管理の効率化を図ったという。これにより、以下のような効果を得たとしている。
今後、同社はクラウド化によるシステム運用をグループ会社にも展開するほか、クラウド構築で培ったノウハウを企業顧客向けサービスに展開していくという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.