次世代のテクノロジープラットフォームの基盤になる4つの力の結束ガートナーが見解

ガートナーは、ソーシャル、モバイル、クラウド、インフォメーションの4つの“チカラ”が結び付くことで、新たなビジネスチャンスを生み出すとの見解を示す。

» 2012年09月04日 17時02分 公開
[ITmedia]

 ガートナー・ジャパンは9月4日、「ソーシャル」「モバイル」「クラウド」「インフォメーション」の4つが結び付くことで新たなビジネスチャンスを生むとの見解を発表した。これらの要素が結び付くことを「力の結束」と呼び、今後のテクノロジープラットフォームの基盤になるとした。

 同社によれば、これらは単独でも革新的で画期的なものだが、結び付くことでビジネスと社会を大きく変革させ、従来のビジネスモデルを刷新しながら新たなリーダーを生み出すという。

 この見解について米Gartner マネージングバイスプレジデントのクリス・ハワード氏は、「力の結節ではインフォメーションは、質の高いソーシャルおよびモバイルエクスペリエンスを届ける文脈となる。モバイルデバイスは効果的なソーシャルネットワーキングと、新しいワーキングスタイルを実現するプラットフォームだ。ソーシャルは、人と仕事を予想もできなかったような新しい環境で結び付ける。クラウドは、ユーザーとシステムに対してインフォメーションと機能を提供する。それぞれの力が結節することにより、ユーザー主導型のコンピューティングエコシステムが創出される」とコメントしている。

 さらに同氏は、「高品質なデバイスやインタフェース、アプリケーションを個人が手軽に利用できるようになり、ユーザーは場所に関係なく同じ環境を利用することを求め、その結果、ビジネスの活動とプライベートの活動の区別が無くなってきた」と、「力の結束」がユーザーの行動様式を変化させたとも指摘する。

 企業においては、「力の結節がもたらすメリットを生かし、効果的に対応するためには、社内のシステム、スキル、考え方を時代に即した形に変革するという課題に取り組まなければならない。力の結節を無視する企業は、新たな機会に俊敏に対応していく企業の後塵を拝することになるだろう」(ハワード氏)としている。

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