トヨタ、国内外の社員20万人のコミュニケーション基盤をMS製品で統一へ導入事例

国内外の社員約20万人のコミュニケーション基盤を、2014年までにマイクロソフト製品で統一する。

» 2012年10月02日 16時50分 公開
[ITmedia]

 トヨタ自動車は、国内外の社員約20万人のコミュニケーション基盤をマイクロソフト製品で統一する。日本マイクロソフトが10月2日に発表した。

 新システムでは、ユーザー認証などの共通基盤として「Windows Server」、メールとスケジュール管理システムとして「Exchange Server」、情報共有と検索システムとして「SharePoint Server」、リアルタイムコミュニケーション基盤として「Lync Server」、クライアント管理システムとして「System Center」を採用。2014年までにグローバル約20万ユーザーへの展開を目指す。

 両社は昨年4月にテレマティクス(自動車向け情報通信)用プラットフォームの構築で提携。それ以来、マイクロソフトはトヨタ社内のITシステムの構築も手がけてきた。今年6月には「グローバルライセンスアグリーメント」を締結し、トヨタはマイクロソフトの各種サーバ製品やOS、オフィス製品などを優位的に利用できるようになったという。

 既に北米トヨタ自動車販売などの関連会社では、クラウド型のオフィススイート「Office 365」を先行導入し、通常版とは異なる専用環境で今年6月から利用している。

 また今年8月には、国内のトヨタ本体でもマイクロソフト製品を導入。現在はオンプレミス方式とプライベートクラウド方式の2つで運用している。2013年前半にはこれら2つの環境を連携させて“ハイブリッド環境”を構築するという。

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