国内プライベートクラウド市場は年率37.6%で成長し、2016年には1兆1132億円規模に成長すると予測している。
IT調査会社のIDC Japanは9月27日、国内プライベートクラウド市場に関する分析と予測を発表した。2011年の同市場は、前年比45.4%増の2257億円規模だった。同市場は2011〜2016年に年率37.6%で拡大を続け、2016年には1兆1132億円規模に達すると予測している。
同社によれば、プライベートクラウドの構築に関する“技術的障壁”は急速に下がっているという。一方、投資戦略や運用、標準化といった「クラウドを活用するための課題」は多く残されているという。
こうした課題を解決する手段として、データセンター事業者が特定のユーザー企業向けにITリソースやノウハウを提供する「デディケイテッドプライベートクラウドサービス」および、特定コミュニティーに属する複数の企業に提供する「コミュニティークラウドサービス」の高成長が見込まれるとしている。
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