日本写真印刷がデータベース基盤を刷新 レポート作成を約10秒に

SAP HANAをベースにしたBI製品を日本写真印刷が導入した。

» 2012年11月07日 17時39分 公開
[ITmedia]

 日本写真印刷は、業績データ分析を強化するためにデータベース基盤を刷新した。システムを提供したSAPジャパンが11月7日に発表した。

 日本写真印刷が採用したのは、BIソフトウェア製品「SAP NetWeaver Business Warehouse Powered by SAP HANA」。同社では従来から業務データ分析にNetWeaver BWを活用していたが、データ量の膨大化に伴い、分析処理やデータ連携における時間が増え、ユーザーがデータ分析の回数を控えたり、分析の対象範囲を他業務に拡大できないなどの状況が見られるようになった。

 インメモリコンピューティング「SAP HANA」をベースにしたBIツールを導入したことで、クエリを約67%、キューブを約50%、データフローを約50%、データボリュームを75%削減したことに加え、これまで数十分かかっていたレポート作成を10秒程度に、約7時間を要していた夜間のバッチ処理が約2時間に短縮された。

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