Androidスマホからのネット利用時間、PCを上回る ニールセン調査

ニールセンの調査で、Androidスマートフォンからの1人当たりのネット利用時間がPC経由を上回っていることが分かった。

» 2012年12月10日 19時15分 公開
[ITmedia]

 Androidスマートフォンからの1人当たりのネット利用時間はPC経由を上回る――ニールセンが12月10日に発表した「Androidスマートフォン利用動向計測」でこうした結果が出た。

 調査は同社のアンケートプラットフォーム「NetView」「Mobile NetView」を使って実施。調査モニターのスマートフォンやPCに計測メーターを導入し、端末やネットの月間利用状況をリアルタイムで調べた。

 Androidスマートフォン利用者の1人当たりの月間ネット利用時間は1492分(約25時間)で、PC利用者1人当たりの1301分(約22時間)を190分上回っていたという。

photo Android OS利用者とPC利用者の月間1人あたりの利用時間(出典:ニールセン)

 Androidスマートフォンでのネット利用時間のうち、3分の2以上を占める920分はアプリからのネット利用だった。一方、PCではアプリ(インスタントメッセンジャーやメディアプレイヤーなど)からのネット利用は56分と少なく、残りの9割以上(1245分)をWebブラウザ経由が占めるという結果だった。

 ユーザーのページ間遷移を示すセッション数は、PCからのネット利用の場合が1人当たり月間46回だったのに対し、Androidスマートフォンでは1人当たり月間161回と4倍近くに。セッションごとの平均利用時間はPCが28分だったのに対し、Androidスマートフォンは9分と短かった。同社は「スマートフォンユーザーが日常行動の中で、こまめに、かつ、頻繁にスキマ時間を使って、インターネットサービスを利用しているライフスタイルがうかがえる」と分析している。

photo Android OS利用者とPC利用者の月間1人あたりのセッション数(出典:ニールセン)

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