仕事とプライベートを自動的に切り替えるスマホ向けアプリ、NTTデータが公開

スマートフォンやタブレット端末の業務活用の促進を目的に「自動モード切り替え技術」をNTTデータが開発し、この技術を使ったアプリをGoogle Playで公開した。

» 2013年04月15日 14時51分 公開
[ITmedia]

 NTTデータは4月15日、スマートフォンやタブレット端末で利用シーンに応じたモードを自動的に切り替える技術を開発したと発表した。この技術を採用したAndroid向けのデモアプリ「Autonomous Mode Switcher」をGoogle Playで無償公開している。

 開発した新技術は、スマートフォンやタブレット端末を利用するユーザー(認証に成功したユーザー)や場所、時間帯に合わせて、端末に利用環境を切り替えるもの。カメラや無線LAN接続などのデバイス機能やアプリケーションの起動を、端末が自律的に判断、制御する。これにより、個人端末の業務利用とプライベート利用の切り分けや、一台の端末を複数のユーザーで共同利用するといったことが可能になるという。

 具体的な特徴は、(1)端末の所在や特定ネットワークとの接続有無、スマートデバイスを利用する時間帯、認証された利用者情報などに合わせて端末の機能を制御、(2)モードごとに利用可能なアプリケーションのみを表示したり、ホーム画面を自動で切り替えたりすることが可能、(3)デバイス内でのローカル認証やワンタイムパスワード認証、Active Directoryを利用した認証に対応、(4)MDMとの連携によって、より詳細な制御が可能――の4点。

新技術の利用イメージ

 NTTデータは、4月から開発した技術の可用性や運用面の課題を検証するために、BYODの社内導入を開始する。2013年度中に新技術を活用した製品も発売し、関連ビジネスなどを含めて2016年度までに売上高50億円を目指すとしている。

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