デル・ソフトウェアは、構造化/非構造化データベースに対応したデータレプリケーション製品の最新バージョン「SharePlex 8.0」を発売した。
デル・ソフトウェアは5月23日、データレプリケーションソリューションの最新バージョンとなる「SharePlex 8.0」を発売した。
SharePlexは、リアルタイムに近いデータ統合をサポートし、データウェアハウスやビジネスインテリジェンス/アナリティクスでのデータ利用を支援する。Oracleデータベース間でデータレプリケーションを実現してきたという経験を製品に反映、機能拡張ており、Oracleの変更データをキャプチャして、異種混在なIT環境における多様な構造化/非構造化のデータベースに転送できるようになった。
また、「チェンジ・データ・キャプチャ(CDC)」を使用して、SQL Server、DB2、Sybase、Netezza、Teradataなどの主要な構造化データベースのほか、HadoopやGreenplumなどの非構造化データベースを含む、その他の様々なデータベースにOracleのデータを複製できる。CDCは、オーバーヘッドが非常に小さく、固有の方法で監査やコンプライアンスなどに関する企業の懸念事項に対処するという。また、最新かつ最適なデータのみを分析することで、優れたビジネスインテリジェンス/アナリティクスを促進させられるという。
さらに、新製品ではOracleの可用性向上のために、「Transparent Data Encryption(TDE)」やExadataプラットフォーム上でOracleのデータ圧縮を拡張する「Hybrid Columnar Compression(HCC)」といったOracleのセキュリティ機能もサポートする。企業はTDEによって機密データを暗号化して保護することができ、HCCでは企業がより多くのデータを高速のディスクに保存して記憶領域と性能を最大化し、Exadataの“高額な格納コスト”の問題に対処するとしている。
製品の標準価格は、Oracle Standard Edition用ライセンスの最小構成で135万円(税別)から。移行専用の期間ライセンスも提供する。出荷開始は7月を予定。
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