デル、初のオールフラッシュストレージを発表

ストレージソリューション「Dell Compellent」を強化し、同社初のオールフラッシュモデルを投入する。

» 2013年08月28日 19時05分 公開
[ITmedia]

 デルは8月28日、オールフラッシュストレージソリューション「Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューション」および「Dell Compellent SC280高密度エンクロージャ」を発表した。

 Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューションは、データベースやOLTPのデータ集約的なワークロードで求められる低遅延かつ高IOPS(1秒あたりのI/O処理数)要件を満たすよう設計されているという。書き込み重視のSLCと読み出し重視のMLC SSDを含む全体によってデータを自動的に階層化し、その他のフラッシュ最適化ソリューションに比べてコストを最大75%削減できるとしている。さらに、OLTPワークロード処理中の遅延を1000分の1秒以下に抑え、100K以上のIOPSを達成した。SLCとMLC SSDを組み合わせて自動階層化する機能は業界初だという。

SC280高密度エンクロージャ

 Dell Compellent SC280高密度エンクロージャは、競合する他社の2Uエンクロージャの最大2.8倍のラック密度を実現。階層化データをホストできるよう容量を最適化するソリューション「Dell Compellent SC280」により、5Uの設置面積では最大336テラバイトを保存可能で、データセンターのスペース要件を大幅に縮小することができるとしている。

 併せて「Dell Fluidファイルシステム v3」も発表。競合大手より3分の1低いコストで、今までよりも高いパフォーマンスを発揮するファイルストレージとして提供する。Dell Compellent FS8600に搭載され、シングルネームスペースで2ペタバイトをサポート、このクラスの主要ベンダーの中でも最高のラック密度を提供するとしている。また、アレイソフトウェア最新版「Dell Compellent Storage Center v6.4」では、高パフォーマンスが求められるアプリケーションと、高コスト効率のデータ管理に対する顧客ニーズを満たせるよう、拡張性の高いストレージプラットフォームを実現するという。

 税別提供価格は、Dell Compellentフラッシュ最適化ソリューションが最小構成で1792万856円から、Dell Compellent SC280高密度エンクロージャが同1238万2420円からとなる。

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