基幹システムでのビッグデータ活用に対応した新サーバを発売、NEC

最大15コアのインテル Xeon プロセッサー E7 v2 製品ファミリーを採用する「NX7700xシリーズ」を発表した。

» 2014年02月19日 11時40分 公開
[ITmedia]

 NECは2月19日、基幹システム向けのサーバ新モデル「NX7700xシリーズ」を発売した。高信頼性を確保しつつ、基幹系システムと他のシステムのデータと組み合わせて需要予測や顧客分析などを行うなどの新用途に対応するという。

NX7700xシリーズ

 NX7700xシリーズは、CPUに最大15コアの「インテル Xeon プロセッサー E7 v2 製品ファミリー」を採用。最大4テラバイトの大容量メモリを搭載し、インメモリーデータベースにも対応する。ネットワークインタフェースカードではPCI-Express3.0を最大16スロットまで搭載できる。また、運用開始後に無停止で必要なCPUコアを有効化させる「COPT機能」も備え、将来のシステム利用の拡大に合わせて効率的なリソース配備ができるという。

 信頼性の面ではCPUのコアやメモリを監視して、障害予兆を検知すると自律的に保守を行うRAS機能や、クラスタリングソフトウェア「CLUSTERPRO X」とサービスプロセッサの連携、データベースのクラスタリングの「Oracle Clusterware、Oracle RAC」との連携なども強化。これにより、フェイルオーバに要する時間を従来に比べて最大10分の1に短縮する。

 併せて、統合型システム製品「NEC Solution Platforms」にNX7700xシリーズを適用した「Data Platform for Oracle Database」や、Windows基盤の「Data Platform for Microsoft SQL Server」、SAP HANA向けのアプライアンスサーバ「NEC High-Performance Appliance for SAP HANA」も発売する。

 製品の税別販売価格はスタンダードモデルが174万3000円から、高可用モデルでは307万6000円から。いずれも3月28日に出荷を開始する。

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