デスクトップ仮想化によって、電子カルテ情報の入力や閲覧における利便性とセキュリティ対策を両立させたという。
青森県立中央病院は、電子カルテ情報の活用と保護の両立を目的に、デスクトップ仮想化基盤の構築とセキュリティ対策の導入を図った。セキュリティ対策を提供するトレンドマイクロが発表した。
同病院が仮想デスクトップで利用するのは、院内の医療関係者のための電子カルテ情報の入力・閲覧用システム。約400台分のデスクトップ環境をVMware Horizon Viewで仮想化し、全病棟の看護師にAndroidタブレットを配布して、院内各所からアクセス、編集できる環境を整備した。
また仮想デスクトップと同時に、薬剤システムや給食システム、リハビリ支援システムなど部門ごとに設置されていた約30のシステムのサーバも仮想化している。仮想サーバの基盤のセキュリティ対策としてトレンドマイクロの総合サーバセキュリティソリューション「Trend Micro Deep Security」を導入した。
採用理由は、エージェントレスで仮想環境へのシステム負荷を抑えつつ、システムを保護することが可能であるためだとしている。
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