ナレッジエンジン「Wolfram|Alpha」のウルフラム氏が、スマートフォンやPCからアップロードした画像を解析して何の画像かを答える「Image Identification Project」Webアプリを公開した。
ナレッジエンジン「Wolfram|Alpha」を立ち上げたスティーブン・ウルフラム氏は5月13日(現地時間)、画像認識プロジェクト「Image Identification Project」のページを開設した。
ユーザーがPCの画像をドラッグ&ドロップしたり、スマートフォンのWebアプリ内で撮影することでアップロードした画像を解析し、何であるかを表示するというものだ。
米GoogleのGoogle Gogglesに似ているが、Gogglesのようにワインのラベルなどから検索結果が表示されるわけではなく、そのページ上で認識結果が表示される。
顔写真を幾つか試してみたが、著名人(Microsoftのサティア・ナデラCEOなど)でも個人の特定はできず、「Person」と表示された。ただし、ウルフラム氏自身の写真をドロップしたところ、以下のような結果になった。
このプロジェクトは同氏が構築する言語「Wolfram Language」に組み込まれた「ImageIdentify」と名付けられた機能を改善する目的で立ち上げられた。
従って、アップロードした画像は研究開発のために保存され、他のプロジェクト参加者からも見えるので、アップロードする写真には注意が必要だ(プライベートが特定できるような写真はお勧めできない)。
ユーザーは表示結果にフィードバックすることで開発に協力できる。
開発の経緯や詳しいアルゴリズムなどについては公式ブログを参照されたい。
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