人の流れを可視化、データを生かした街作りを コロプラと電通が位置情報活用で

人の流れを可視化し、分析結果を基づいた出店やマーケティングを――。コロプラと電通が、商圏分析や出店戦略策定に役立つ位置情報マーケティングサービス「miraichi」(ミライチ)を開始する。

» 2015年05月20日 18時49分 公開
[ITmedia]
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 街に暮らす人々の移動傾向を見える化し、出店計画やマーケティングを最適な形で――。コロプラと電通が、位置情報を活用したマーケティングサービス「miraichi(ミライチ)」を提供する。生活者の移動情報をニーズに応じた切り口で可視化し、電通のマーケティングに関する知見を加えて分析するもので、商圏分析や出店戦略、販促プランニングなどに役立つという。

 来訪者の出発エリアや性別・年齢層、滞在時間、来訪頻度など、人々の移動の流れを時系列で把握することが可能。このデータに基づく、商圏分析や出店戦略の策定、販促プランニング、顧客ロイヤリティの把握、施策の効果測定を支援する。サービスの提供先は、流通・小売業、都市開発にかかわる企業・団体や自治体などを想定している。

 両社はサービスの提供に先立って、大手流通企業を対象とする実証実験を実施。顧客の動態分析では、新規店舗と既存店舗間の顧客構造の違いの解明、来店促進の課題抽出などで成果があったという。

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