画像共有SNSのPinterestが、スマートフォンで撮影した写真上のアイテムの関連情報や(食品の場合は)レシピなどを表示する「Lens」機能を発表した。
米Pinterestは2月8日(現地時間)、画像共有SNS「Pinterest」の新機能として、スマートフォンのカメラで撮影した写真の関連情報を提供する「Pinterest Lens」のβ版を発表した。まずは米国でローリングアウトする。
撮影した写真を機械学習で解析し、表示されているオブジェクト(家具、衣服、食べ物など)を認識して関連する画像を提供する。
例えば下のGIF画像では、ダイニングルームのようなインテリアを撮影すると、「ダイニングルーム」「椅子」「イームズ(椅子のブランド)」「ダイニングテーブル」などの色付きのタグが表示され、それぞれのタグをタップすると関連する画像が次々と表示される様子を紹介している。
外出先で見かけて気に入ったけれどブランドが分からない家具などを撮影すれば、Google Gogglesのような画像検索代わりに使える。
Lensが特に得意なのは、インテリア、ファッション、食べ物という。食べ物の写真では、食べ物の名前だけでなく、その食材を使ったレシピも表示される。
同社はまた、タップしたピンと関連するピンを表示する「Instant Ideas」と、ファッションやインテリアのピンで利用できる「Shop the Look」という2つの新機能(こちらは正式版)も発表した。
Instant Ideasは、ピンに表示される白い○をタップすると似たようなピンが表示される。
Shop the Lookは、Macy'sやTargetなどの小売企業のピンから買い物ができる機能。Pinterestは既にピンに表示されている商品を購入する「Buyable Pin(購入可能ピン)」を提供しているが、Shop the Lookはピンに表示されている複数のアイテムから欲しいものを選べる。
例えば上の画像では、パンツの近くにある青い●をタップするとそのパンツに似た商品がカルーセル状に表示され、気に入ったものをタップするとそのまま購入ボタンが表示される。この機能では、同じアイテムを使った他のコーデ(組み合わせ)も紹介されるという。
Instant Ideasは日本でもAndroidおよびiPhoneアプリで既に利用できるようになっている。
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