Googleが推進するRCS(Rich Communication Service)によるメッセージを、米国とメキシコの複数の企業が採用した。Sabwayなどがメニュー画像で出前を頼めるメッセージなどの配信を開始した。
米Googleは2月22日(現地時間)、同社のRCS(Rich Communication Service)の取り組みの一環として、米国とメキシコの複数の企業がRCS採用のリッチSMSサービスを開始したと発表した。
米国ではソフトバンク傘下の通信キャリア米Srpintとの提携により、サンドイッチチェーンのSubwayや宿泊予約サイトのBooking.comなどが、Android端末の「メッセージ」アプリで顧客にマルチメディアメッセージを送信できるようになった。
RCSのメッセージでは画像付きでインタラクティブなメッセージを送信でき、受信した顧客はメッセージ内で製品を選んで購入したり宿を予約したりできる。
RCSは、SMSやMMSなどの現在のメッセージングサービスに代わる次世代コミュニケーションサービス。携帯電話事業者の業界団体GSM Association(GSMA)が2007年から取り組んでいる。GoogleはRCSの普及に努めており、Android端末にプリインストールされているメッセージングアプリ「Googleメッセージ」はRCSをサポートする。同社は、2017年中に欧米、中南米でRCSをサポートする通信キャリアが増えたとしている。また、同年新たに米BLUや米EssentialがGoogleメッセージのプリインストールを始めたという。
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