Zoom、在宅勤務向け専用デバイス「Zoom for Home」の日本発売を発表 新たに音声電話サービスも提供へ在宅勤務テレワーク環境の不便さ「あるある」を解消したい

Zoom for Homeは個人ライセンスでも企業ライセンスでも利用可能。27inchの超高感度タッチディスプレイの他、ワイドアングルカメラや複数のマイクを備える。会見では、音声電話サービスの提供予定も明らかにされた。

» 2020年08月31日 07時00分 公開
[鈴木恭子ITmedia]

 クラウド型のWeb会議システムを手掛けるZoom Video Communications Japan(以下、Zoom)は2020年8月27日、家庭向けテレワーク専用ハードウェア「Zoom for Home - DTEN ME」(以下、Zoom for Home)を日本でも発売すると発表した。2020年10月から出荷予定だ。Web会議システムに特化したハードウェアの開発、販売を手掛ける米国DTENと提携し、Zoomミーティングに必要なコンポーネントを1つの筐体で提供する。価格は9万円(税別)で、グローバル規模で年間100万台の販売を目指す。

Zoom Japanの佐賀文宣氏(カントリーゼネラルマネージャー)

 Zoom for Home は、27インチの超高感度タッチディスプレイを搭載したオールインワン型デバイス。ワイドアングルカメラ3基で160度の角度まで撮影できる他、会議や電話でのクリアな音声を確保する高指向性のマイクアレイを8個装備する。

 これまで、Zoom for HomeのようなZoomと一体型のハードウェアソリューションを利用するには、個人が利用するWeb会議用のライセンスではなく、会議室から複数人で利用することを想定した会議室/常設端末用のライセンスが必要だった。今回発表されたZoom for Homeは、個人のライセンスでも利用が可能だ。

「気付けば机の上がデバイスだらけ」 テレワーク環境の“不便さ”をどう解消する?

 Zoom Japanの佐賀文宣氏(カントリーゼネラルマネージャー)は、会見でZoom for Homeリリースの背景を以下のように説明した。

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